AIに期待していること
AIはもはや未来の出来事ではなく、現実的なものとなってきています。そのAIは、いったい何ができるのか、個人レベルで恩恵はあるのでしょうか。
今回は、個人レベルで恩恵がめちゃくちゃある内容についてお話ししたいと思います。
1. はじめに
・AIの登場がもたらす可能性について
この章では、AIの登場のメリットについてのみ言及します。例えば、自動運転。自動運転には、自動運転の実現により、交通事故の削減や効率的な交通制御が期待されています。ほかには、認識精度の高い画像解析の医療への応用。AIを使った画像解析技術を用いることで、従来の検診方法よりも高い検出精度が期待されています。あとはスマートホーム化とかですかね。調べればいくらでも出てくると思います。
中でもルキナが考える、個人に最も影響を与えそうな1つとして「人間の行動力向上」についてお話します。
2.人間の行動力を高めるAIの利用価値
・日程調整や交通ルート最適化による時間や手間の節約
AIを活用することで、日程調整や交通ルート最適化など、人間が面倒くさいと思っていたことをAIに委託することができます。例えば、スケジュールを調整する場合、AIを利用することで複数の人の予定を考慮した最適なスケジュールを自動で作成することができるようになったり、移動の際にも、交通手段やルートをAIが最適化することで、時間や手間を節約することができると考えています。
(デートで失敗することはもうなくなりますね!)
・最適な情報やアドバイス提供による意思決定の支援
AIの登場によって、最適な情報やアドバイスを提供してくれるようになると考えられます。例えば、旅行の際は、AIがその人の好みに合わせた観光スポットやレストランを提案してくれるようになるかもしれません。また、健康管理に関しては、AIがその人の健康状態や生活習慣から最適な運動や食事のアドバイスをしてくれるでしょう(健康寿命を延ばすことが、家族のため、自分のためになります)。AIが一人一人の秘書として、仕事、趣味、健康などに対して適切なアドバイスを常にくれるわけですね
・人間の思考エネルギーを節約することで、行動に注力できる可能性
これは、これまでのまとめみたいなものです。AIの登場によって、人間の思考エネルギーを節約することで、人間は行動に注力することができるようになると考えられます。人間は、考えることにエネルギーを使う生き物であり、思考に多くのエネルギーを消費してしまいます。人間が考えるのが面倒に感じている理由は、下記に書いています。
rukina39diveintostudy.hatenablog.com
AIが人間の思考の肩代わりをしてくれることで、人間は行動にエネルギーを注ぐことができるようになります。
3.AIがもたらす負の可能性
・人間の自己決定能力や問題解決力の低下
人間の自己決定能力や問題解決力が低下する可能性があります。AIが人間の意思決定を代行することで、人間自身が判断を行う機会を失っていくことはほぼ確実でしょう。
人間が問題を解決することで得られる自信や経験が減少することによって、人間の能力低下に繋がる可能性もあります。しかし、今回言及したのは休日やプライベートのAIの使い方です。休日などにそこまで深く考えることは少ないと思うので、まあ何とかなるのではないかと思います(ですが、人間は楽をしたい生き物ですので、AIの登場によって人間が考えなくなるリスクはかなりあると考えています)。
・偏った情報の提供やAI技術の偏りや誤りによる問題
AIが提供する情報やアドバイスが偏っていたりする場合があります。これは、AIの学習に用いられるデータが偏っていたり、開発者の人間の偏見が反映されていたりすることが原因により引き起こされます(つまり、開発者やその関係者が儲かる仕組みをつくれてしまう。ただ、AppleやGoogleが儲かっているみたいなもので個人レベルでは気にするところではないと思っています)。
あと、皆さんがけっこう勘違いされているのが、「AI=自立している」と認識されていることです。AIは人間によって造られているもので、開発者の影響を大きく受けます。現在のAIは、トロッコ問題(平凡な5人と裕福な1人のどちらを犠牲にするかという問題)のような倫理的な課題は自力で解決することはできないです。そのため、国際的な大規模なアンケート調査を実施したりして、自動運転に反映させようとしているわけです。
皆さんが恐れているAIについてですが、これは「強化学習」されたAIかと思います。何を学習し、どのように成長していくのかは未知の領域でもあります。AIが自己進化や自己増殖するような自己改変機能を獲得した場合、そのAIが人間を超えて制御不能となる可能性があります。このような事態は、AIのエスカレーションとして知られています。
4.総括
AIの利用価値については、日程調整や最適な交通ルートの提供、最適な情報やアドバイスの提供、人間の思考エネルギーを節約することで行動に注力できる可能性があることが挙げられます。一方で、AI技術によって人間の自己決定能力や問題解決力の低下、偏った情報の提供、偏りや誤りによる問題が生じる可能性もあることが挙げられます。
AIに負けないではなく、AIを活用して時代に負けない・置いていかれない、を目指したいですね。