るきなの独り言

何かと考え込むので発散します

新入社員は皆辞める

 おはようございます、もしくはこんばんは。布団がなくて床で寝てます、ルキナです。GWに実家に帰ったのですが、実家の時は床で寝てたので床で寝ることになってます。背中痛いです。

 先週の飲み会の際に、上司が「皆辞めると思って接している」とおっしゃっていました。正直、その通りだと思っています。というか、現代社会において新入社員が将来設計を考える時点で、"その会社で生涯働く"っていう選択肢しか残らなかったらヤバいと思っています(勤務している会社がつぶれる可能性だって充分にあります)。それでは目次です。

 

1 企業と従業員の関係性の変化

1-1 かつての常識と現在の状況

 かつては、企業に就職したら一生涯その企業で働くことが当たり前でした。企業側も人材育成は長期的な視点で行うことを前提に、採用と育成を行っていました。しかし、現在では、このような常識は変化してきています。労働市場グローバル化し、競争も激化しています。また、新しい技術の導入により、従業員のスキルが陳腐化しやすくなってきていることも問題です。具体的にはAIにより、スキルの乏しいプログラマーや会計士などの資格といったスキルは不要になっていきます。企業も自社の技術は簡単に真似をされてしまう時代であり、強力な特許や新しい技術を常に更新しなければ生き残りができなくなってきています。


1-2 従業員が企業に求めることの変化

 現在、従業員が企業に求めていることはたくさんあります。例えば、働きやすい環境や、やりがいのある仕事、自己成長の機会、適正な報酬、人間関係の良い職場、フレキシブルな働き方などが挙げられます。また、テクノロジーで社会的な影響力を持つ企業で働くことに価値を見出す人も増えてきていると思っています。これでは企業も大変です。これらの需要の変化に対応するため、従業員に働きやすい環境を整えていったりする必要があります。当たり前ですが、これからの時代は、従業員と企業のどちらも生き残りをかけて成長し続けなくてはいけません(それが非常に難しいのですが)。

 

2 生涯雇用制度の限界

2-1 生涯雇用制度の誕生とその背景

 昔(というか少し前まで)の日本の企業においては、生涯雇用が一般的でした。一説ですが、各企業が戦後の高度成長期において、労働力の不足と安定的な労働力確保の必要性があったためと言われています。

 しかし、時代の変化に伴い、生涯雇用制度にも限界が生じるようになってきています。従業員の個人的なキャリアアップや成長を重視する風潮が高まり、長期的な就業先として一つの企業に留まることが求められなくなりました。また、グローバル化や国際競争の激化により、企業には迅速な変革や新しいビジネスモデルの導入が求められるようになりました。これらの変化によって、生涯雇用制度などの長期的な雇用関係が、企業や従業員にとって、あまりメリットのないものとなってきたのです。


2-2 限界が生じた要因

 大きな要因の1つは、従業員個人のキャリアアップや成長を重視する風潮が高まり、長期的な就業先として一つの企業に留まることが求められなくなったためです。

 また、グローバル化や国際競争の激化により、企業は迅速な変革や新しいビジネスモデルの導入が求められるようになりました。これにより、長期的な雇用関係によって得られるメリットよりも、現代に則した柔軟な発想などが求められるようになったということです。簡単に言ってしまえば、「頭の固い人はもう会社には必要ないよ」ということです。歳を取れば取るほど考えは凝り固まってくるため、企業としても生涯雇用を保障したくないわけです。

 

3 企業の変革と生き残り戦略

3-1 テクノロジーの導入と自動化

 近年は、AIやIoTなどのテクノロジーが急速に進化してきています。当たり前ですが、企業が生き残るためには、これらのテクノロジーを積極的に導入し、自動化を進めることが求められます。言うは簡単、行うは難し。AIで代用できるから、「どんどん切り替えていこうよー、人件費も浮くし」と思いますが、現実はそんなに簡単ではありません。

 AIを導入するためには、先行投資やメンテナンスの費用がかかります。また、専門的な知識を持った技術者を雇う必要がありますし、AIが正しく動作しているかどうかを監視し、エラーを修正する必要があります。さらに、AIは人間と同じように誤った結果を出すことがあります。それに気づかなければ、誤った判断を下すことになります。そのため、AIの結果を確認するためには、それに気づける人間が必要です。

 ですが、そんなことを理由にしてAI化、IoT化を後回しにしていいわけがありません。これらの課題をいち早くクリアして、AI化、IoT化を実行できるかが会社の存続・優秀な社員の新規雇用に関わってくると思っています。


3-2 スキルアップ環境の整備

 テクノロジーの進化により、仕事の内容や方法も大きく変化していくことが予想されます。そのため、企業が生き残るためには、従業員のスキルアップを積極的に支援することが必要になります。従業員が新たなスキルを身につけることにより、テクノロジーの導入や自動化による仕事の変化にも対応することもできます(優秀な社員が入ってくるかは運のところもあるので、社員を育てるシステムは必要になります)。

 

4 新社会人がこれからの時代で必要とされる人材になるには

正直なところ、答えはありません。少なくとも、「何をやればいいのか」という答えをすぐに求めるような人材の需要は少ないでしょう。この記事を見てくれている人は、現代社会に不安を感じて将来設計について考えている人だと思うので、何かしらヒントになることは示せればと思います。

 

4-1 最新技術の追跡と利用

 今で言うなら、chatGPTです。というか、まずはchatGPTについて調べ始めて、実際に使っていくのが良いと思っています。実際に使ってみることで、「これはできるのか」「chatGPTと何を組み合わせたら、利益を出せそうか」「今後はこれができるようになるのではないか。つまり、このポイントが次世代のキーになるのではないか」と言ったことを考えられるようになります。端的に言えば、自分なりの未来予測を立てて、対策ができるようになるという事です。布石を打つには未来予測が欠かせません。

 

4-2 仕事をしない努力

 今の時代は、かつてのような努力が不要になっています。例えば、文字入力やルーティン作業などです。そして、今後はこの幅がどんどん広がっていきます(ほとんどの人がおいていかれるほどに早く)。仕事をする上で最も重要なことは"成果"であり、努力ではありません。つまり、いかに楽をするか、何をする必要がないのか、もっと簡単な方法はないのか、ということを常日頃から考えることです。

 根性(体を使う努力)ではなく、工夫(頭を使う努力)を習慣にしていくことが今後必要な人材となるヒントだと考えています(ルキナも頑張っていきます)。