るきなの独り言

何かと考え込むので発散します

苦痛を快感に変える

 おはようございます、もしくはこんばんは。水シャワーを浴びてます、ルキナです。水シャワーは辛いですが、浴び終わればスッキリ、覚醒します。(メリットも多いですし。免疫力向上やストレスの軽減など)

 

 辛いこととか、大変な事って嫌ですよね。辛いことが気持ちが良いこと・快感に変わったらどんなに人生が楽になるかって考えます。「楽しいから続く」このシンプルな原理を、日常の努力というポイントに溶け込ませていきたいと考えています。今回は、苦痛を快感に変えていくには、というテーマで話を進めていきます。それでは目次です。

 

1 苦痛と快感の関係

 一見すると、快感と苦痛は対極に存在する感情のように思えますが、これらは独立した感情ではないと考えています。私たちは痛みを避けて、快楽を求めるということをしがちですが、この「苦痛」と「快感」の二つの感情は密接に結びついていると考えています。

 例えば、運動の世界では、「ノー・ペイン、ノー・ゲイン(痛みなき者、得るものなし)」という言葉がよく使われています。これは、苦痛という肉体的なストレスが、後の成果や快感につながるという考え方を示しています。端的に言えば、苦痛の後に快楽が待っているということです。

 

2 苦痛から快感へ

2-1 長期的な苦痛を快感へ

 長期的なものになるほど、達成感や快感は大きくなるものです。長期的な例としては、スキルの習得や習慣化へ向けた継続などがあげられます。これらはいずれも時間と労力を必要とし、その過程では必ずといっていいほど困難や挫折に直面しますが、達成感や満足感は大きいものです。

 言葉に残せは簡単ですが、実際にやってみるとかなりしんどいです。というか、達成感を得る前に諦めてしまったりすることがほとんどだと思います。習慣化したいと思っているもののほとんどは長期的な戦いになります。つまりは、長期的な努力・苦痛を快感に変えられなくては習慣化は達成が困難になります。

 そこで、「苦痛⇒快感」を得るための最初の1歩としておすすめなのが、次の短期的な場合です。

 

2-2 短期的な苦痛を快感へ

 

 「苦痛⇒快感」を体験する方法としては短期的なものが最適です。「苦痛⇒快感」の瞬間を経験することで、困難を乗り越える方法を学び、それを他の状況に適用することが可能になることがあると考えています。これは"経験的学習"とも呼ばれ、自己成長や能力開発において重要な要素となることが多いです。

 

 ルキナがオススメする「苦痛⇒快感」の瞬間を経験する方法は下記になります。

・サウナからの水風呂:水風呂は本当に冷たいです。サウナで体を温めているにも関わらず、体が拒否反応を示します。心臓などが悪くない人を前提としていますが、一度無理やりにでも水風呂に入って20秒くらい耐えてみてください。そして、その後は外気浴です。「どこか違う世界に行ってしまうー」という感覚を体感することができると思います。これが、「苦痛⇒快感」の感覚です。快楽が待っていると思えば、行動できるようになります。その内、その苦痛も苦痛ではなくなり、快感・快楽のみが残り最強の人生が完成します。

・断食(3日程度):一定期間食べ物を摂取しないというのは、思っているよりも苦痛です。ですが、断食をすると、脂肪が減り、体内の毒素が排出されて体が軽くなります。これも快感の1つです。断食も体に大きく負担をかけるので、何か疾患をお持ちの場合はお医者さんと要相談です。断食は、慣れることは難しいですね。何回やっても辛いものは辛い(笑)、ですが、快感を知っているからなおのこと頑張れるというものです。

・筋トレ:何となくの筋トレではなく、限界の限界まで追い込む筋トレをオススメします。あと一回を何回も繰り返し、限界まで追い込むと「やり切ったわー」みたいなハイな気分になります。中途半端に追い込むよりも、限界まで追い込む方が楽しい状態になっているわけで、限界を超えることが当たり前になってきます。苦痛を苦痛と感じなくなっていくので最強の人生が完成します。

 

 ルキナは結構ぶっ飛んでいる性格をしているので参考になるのか分からないですが、「苦痛⇒快感」の瞬間を経験することが、人々は困難を乗り越える方法を学ぶことに繋がり、人生をより楽に生きていくコツなのではないかと考えています。

 

3 困難から快感への変化を学習する

 一度快感を経験した後、その感覚を再現し、再度経験することが「苦痛⇒快感」の慣れに必要だと思っています。特定の状況に対する感情的反応は、それを経験するたびに強化され、やがて脳に新しい「感情の回路」を作り出します*1。苦痛を快感に変えるための練習は、実際にその過程を再現し、新たな「感情の回路」を作ることが必要です。

 例えば、ランニングや筋トレなどの運動を通じて苦痛から快感への遷移を経験した場合、その状況を定期的に再現することで、脳は「運動 = 快感」の回路を強化します。これは一種の条件付けであり、行動とその結果を繋げることで、自然とその行動に対する期待感や欲求が高まります。

 また、感情的な状態を記録し、後で振り返ることも有効な手段です。自分がどのような状況で快感を感じたのか、その感覚をどのように説明できるのかを文書化することで、自己認識を高め、その感覚を再現できる可能性を高めることができます。ちなみに、この練習を有効にするためには、一貫性と継続性が必要になります。特定の行動とその結果の快感を脳に連結させるためには、その行動を定期的に行い、その都度快感を感じることが大切になってきます。

 

4 快感だけが得られる体験との比較

 人間は生まれつき快楽を求め、苦痛を避ける傾向があります。快感だけを追求することも楽しいかもしれないですが、快感だけが得られる体験と、苦痛から快感に変わる体験とを比較し、それぞれがどのような影響を及ぼすのかを探っていこうと思います。

 

4-1 快感だけが得られる体験との違い

 快感だけが得られる体験、例えば、美味しい食事、甘いものを食べる、ショート動画を見る、SNSでいいねをもらう、お酒、たばこ、これらは、私たちの生活を豊かにし、一時的な幸福感を与えてくれます。つまりは、心地良い感情を引き起こし、一時的にストレスを和らげてくれている感覚を得ることができます。しかし、これらの体験が必ずしも自己成長につながるわけではありません。

心理学者のMihaly Csikszentmihalyiは「単に快楽を追求することは最終的な満足感につながらない」と指摘しています。彼は、深い集中と完全な没入を伴う活動、つまり「フロー」状態を通じて得られる深い満足感が、単なる快楽追求よりもはるかに価値があると主張しています。ルキナも同意見です。

 

4-2 苦痛から快感に変わる体験がもたらす自己成長

 苦痛から快感に変わる体験は、単なる一時的な快感を超えて、自己成長や内的な満足感を与えてくれます。辛い運動を乗り越えたとき、困難な問題を解決したとき、新しい技能を習得したときなど、私たちは苦痛を経験し、それを克服することで得られる快感は大きなものです。困難を乗り越えることで得られる達成感は、自分の能力を確認し、自尊心を高めることにつながります。

 これらの苦痛を乗り越えるための第一歩は、2章でお話しした通り「苦痛⇒快感」を実際に体感してみることです。それが、困難を乗り越えるヒントに繋がり、人生をより楽に生きていくコツなのではないかと考えています。

 

 

*1:感情の回路の形成は、神経可塑性(neuronal plasticity)と呼ばれる脳の能力に関連していると言われています