るきなの独り言

何かと考え込むので発散します

気分が落ち込んだら

 おはようございます、もしくはこんばんは。お香の代わりにお線香を焚く、ルキナです。お線香安いんですよね。ルキナはお線香の匂いが好きなので満足しています(お香も焚きたい)。

 

 皆さん、気分が落ち込むことはありますか。ルキナも気分が落ち込むことはあります。特にこれといった理由もなく、謎にやってくる気分の波。これやっかいですよね。

 気分が落ち込んでいると、何をしていても楽しくなく感じるし、何かしていても頭は他のことを考えていたり、ろくなことはないです。だからこそ、落ち込んでいる状態を脱したいですよね。今回は、気分が落ち込んだ時の対処法と題して記事を作成しています。それでは、目次です。

 

1 生きていると気分の浮き沈みがあるものである

 生きているとなぜだか気分の浮き沈みがあります。ルキナは恐らく、年に2~3回くらいでしょうか。原因が明確な場合の気分の沈みならいいですが、何となく気分が上がらないという時が非常に厄介です。今回の記事は、「何となく気分が上がらない状態」をメインにして記事を作成していきますが、一般的な気分が沈む場合も下記に載せておきます。

1-1 気分が落ち込む原因

・人間関係:人間関係がうまくいっていない場合、気分が落ち込みやすいです。人間の幸福度は人間関係に依存するという研究結果があるくらいなので、人間関係は気分の落ち込みに直結します。改善するには、原因となっている人との関わりを切るか、譲歩してうまくやっていくかというところでしょうか。これは難問なので、今回の記事では深入りしません。


・身体的な疲れ:身体的な疲れが溜まると、気分が沈んだり不安定になることがあります。実際に、身体的な疲れが溜まると、メンタルが悪化するという研究もあります*1。この研究では、労働時間が長いほど(身体的な疲れが溜まるほど)精神的疲労が増加し、これが睡眠の質と量の低下、およびストレスや不安の増加につながることを示唆しています。疲れているなと感じるなら、即座に休息を取ることをおすすめします。長時間労働させられる職場であれば、即座に退職届。


・環境の変化:天気や季節、生活環境の変化なども気分に影響を与えることがあります。季節の変わり目とかはメンタルが安定しない人も多くいるかもしれません。これは通常、「慣れ」れば治るので大きな問題はないかと思います。それでも気分が落ち込んでつらいという方は、今回の記事は参考になるかと思います。

 

 気分の変化は、生活の質に影響を与えます。つまり、気分の浮き沈みに対処する方法を見つけることは人生により充実感を与えてくれるものです。

 

2 「何かする」のではなく「何かをやめる」

 気分が下がった時には、多くの人が「何かしなければ」と焦る傾向があります。ですがルキナは、「何かする」のではなく、「何かをやめること」を推奨したいです。

 何かしようとすることは気力が必要で、さらに心が疲れてしまうと感じています。「何かをやめる」ことは、状態をゼロに戻す行為であり、一時的に心身のストレスを軽減することができると考えています。ですが、何かをやめることで人生が好転すると期待するのはNGだと考えています。あくまでマイナスをゼロに戻す行為であることを念頭に置いて、期待値は下げておきましょう。

(何かをやめて時間を作ることは、他に良い効果があります。最後の方にお話しします)

 

3 焦りは禁物

 人間には悪い癖があります。それは、一気に改善したがることです。例えば、明日から6時起きをする!、明日から1ヶ月お菓子は食べない!、毎日軽くでも運動する!、一気に儲けたい!。人間は強欲で、ちょっとずつという事が苦手なんですよね。

 気分が沈んでいる時、多くの人が一気にその状態を改善しようと考えます。これは、自分が苦しい状態にいることへの自然な反応で、その状態から逃れたいという強い願望が背景にあるためです。しかし、一気に気分を上げようとすることは、逆にストレスを増加させる可能性があります。なぜなら、気分を上げようとする行為を目的として行うため、その行為自体を楽しむことが難しくなることがあるためです。難しいので例をあげます。

 例えば、気分が沈んでいる時に好きなものを食べたり、たくさん寝たり、買い物をしたりといった行為は一見効果的に見えますが、これらの行為は気分を上げることを目的として行われるため、その行為自体を楽しむことができないことがあるからです。そして、気分が上がらない場合にはストレスが増えることがあります。自分の期待通りにならなかったことで、さらなる不安や焦りを生み出すことになると考えています。

 このような一気に改善しようとする傾向は、心理学的な観点でも説明できるかもしれません。参加者に感情的な苦痛を引き起こす映画クリップを視聴させ、その後、衝動的な食べ物の摂取、衝動的な買い物行動などが増加することが確認されています*2。つまり「人間は、感情的な苦痛から逃れるために、一時的な解決策に頼りがちである」と言えると思います。

 

4 重要なマインドセット

 気分が落ち込んでしまうと、いろんなことを考えてしまいますよね。例えば、「何で生きているのか」「何のために生きているのか」「生きていて楽しいのか」「このままで良いのか」などなど。でも、ルキナは気分が落ち込んでいる時にとにかく考え込むのは悪いことではないと思っています。なぜなら、気分が落ち込んだ時にしか出てこない疑問について悩み続けることができるのは、気分が落ち込んでいる時だけです。

 あなたは一年前の悩みを思い出せますか?おそらく、悩んでいたのはその時くらいかと思います。つまり、「一生悩む悩みはなく、この悩みを抱えられるのは今だけ」です。気分の浮き沈み程度で悩んでいるものなんてそんなもんです。

 

 何かをやめてできた時間を悩む時間に費やしてみてください。「今浮かんできた悩みについて深く考えられるのは、今しかない」このマインドは、今の状況が一時的なものであると捉えられることに加え、将来的に問題が解決することを意識させて、前向きな気持ちを持つことができる効果があります。

 今しか悩めないと思えば、意外と気分よく考えられるものです。

 

 

 

 

 

*1:Åkerstedt, T., Knutsson, A., Westerholm, P., Theorell, T., Alfredsson, L., & Kecklund, G.  J. Psychosom. Res. 2004 57(4). 427-433.

*2:Tice, D. M., Bratslavsky, E., & Baumeister, R. F. J. Pers. Soc. Psychol. 2001. 80(1). 53-67.